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Interview

一歩先を見据えて
高品質で効率的な製造を。

S.N.

仙台工場

理工学部 物理・材料理工学科卒。2020年に入社し、リクライト製品の製造に従事する。

今に満足せず、もっと上へ

品質管理、研究の仕事を経て、現在はリクライト製品の製造進捗管理と、製造工程の改善を担当しています。リクライト製品というのは、熱処理をする際に使用する構造物や処理物を入れる器などのセラミック高熱材料です。
製造進捗管理では、まず、はじめに製造する製品の量や納期に応じて、どの工程にどれくらいの時間と人員が必要なのかを洗いだし、しっかりとスケジュールを組んでから製造に取り掛かります。資材を発注する部署や製品を検査する部署などと連携しながら進めていくのですが、その際に生じるさまざまな調整業務やトラブルの対応なども重要な役割です。
 
製造工程の改善は、製造するうえでの無駄をなくし、生産性アップを図る仕事です。そのために製造の流れを自分の目でチェックしたり、関連するデータを確認したりする他、現場の担当者にヒアリングを行うことで、どの工程で手間や時間がかかっているのか、あるいは不具合が起こりやすいのかなどを明らかにして、解決策を検討します。そして、検証を重ねて有効性が認められれば導入へ。このように会社の製造を支える重要なポジションを担っています。

自分から学ぶ姿勢が
成長につながる

私の仕事は、製品や製造工程に関する知識が欠かせません。しかし、毎日の仕事では管理と調整業務が大半を占め、さまざまな部署の人たちと関わるため、コミュニケーション能力がいちばん大事だと感じています。自分の意見を正確に伝えるのはもちろんのこと、相手の考えを理解して的確・迅速に対応する。当たり前のことではありますが、それをしっかりと実行するのは本当にむずかしい。今も先輩や上司から多くのことを吸収しています。
 
その点、当社は気兼ねなく質問や相談ができる関係が定着しているので働きやすいです。一見怖そうに見える方もおられますが(笑)、そういう人に限って温かいんですよね。また、何か問題が発生したときには、一緒に解決策を考えてくださるので安心して仕事に取り組めます。
ただし、受け身の姿勢では当社の社員としてステップアップすることはできません。先輩や上司から教えていただいた知識を自分のなかで噛み砕いて理解し、次の仕事に反映する必要があります。簡単ではありませんが、それがモチベーションにもなっています。

ハードルが高いほど
意欲が湧いてくる

充実感を覚えるのは、無事に製造を終えたとき。そして、工程改善に取り組み、効果が現れたときですね。最近では、炉で熱処理をする際に材料を載せるセッターと呼ばれる台の生産効率アップを達成したことが自信につながりました。こうした責任のある役割を、若手社員に任せてもらえることも当社の特色だと思います。
また、さまざまな分野のトップ企業と一緒に仕事ができるのも醍醐味です。求められるレベルは高く、クリアするのは大変ですが、ハードルが高いほど「やってやろう」という意欲が湧いてきますし、うまくいったときには大きな喜びを得られます。
 
私はさまざまな分野で役立つものをつくる仕事に惹かれて、当社を志望しました。当社でつくっている工業炉や発熱体は、私たちの暮らしに欠かせない自動車やスマートフォンに組み込まれる電子部品の製造に貢献しています。間接的にではありますが、自分が携わった製品が多くの人の生活に役立っていることに誇りを感じています。