使用済みのエレマ発熱体を
リユース/リサイクル
2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、近年、多くの企業がSDGs活動に取り組みはじめています。こうした社会の流れに対応するため、東海高熱工業も2019年からSDGs活動に取り組んでおり、これまでいろいろな試みにチャレンジしてきました。そのひとつが、当社のメイン製品のひとつであるエレマ発熱体のリユース/リサイクルです。エレマ発熱体とは、工業炉の熱処理で使用する炭化ケイ素発熱体で、1,600℃にも耐えられる耐熱性や、腐食耐性に優れているのが特長です。
エレマ発熱体に着目したのは、お客さまから取り替えのタイミングなどで相談があった際に先方で使用されている製品を確認すると、発熱体の端部がほとんど劣化していないことがわかったことがきっかけです。それまで使用済みのエレマ発熱体はお客さまが処分されていたのですが、それをリユースできるのではないかと考えたのです。さらに、使い終わった発熱部やリユースできない端部も耐火物などの副資材としてリサイクルする計画を立てました。